CO2フラクショナル(Fractional CO2 Laser、10600nm)はCO2レーザーの波長10600nmを、ガルバノミラースキャナーまたはコンピュータ制御ピクセル配列で分割照射する深部アブレーティブリサーフェイシング技術。1パルスで100〜400個の微細マイクロビーム(直径100〜300μm)を肌に配列し、各ビームで表皮〜真皮中層(深度500〜1500μm)に制御された微小熱損傷柱(MTZ: micro thermal zone)を作ります。MTZ間の未処理組織が「治癒の橋」として機能し、表皮再生を5〜7日で完了させ、真皮では3〜6ヶ月かけてコラーゲンI型・III型のリモデリングが起こります。
適応は深いアトロフィック ニキビ瘢痕(rolling・boxcar・ice-pick)・深い外傷瘢痕(手術瘢痕含む)・深いシワ(口周り・目尻・額)・光老化に伴う深部の質感乱れ・たるみの改善(ablative tightening)・妊娠線(腹部・大腿)・肝斑以外の深い色素病変。Er:YAG 2940nmやピコフラクショナルでは到達できない真皮中層の構造的改善が最大の特徴です。一方、CO2の熱拡散ゾーン(80〜150μm)はEr:YAG(5〜50μm)の数倍と大きく、Fitzpatrick III〜V型のアジア皮膚では炎症後色素沈着(PIH)発生率が10〜25%と高めで、低密度(カバレッジ率5〜20%)・低出力(エネルギー15〜30 mJ)プロトコルが標準。
Kind Global Clinic 明洞では共同代表院長2名が直接施術 — 看護師委任なし、後輩医師ローテーションなし。CO2フラクショナルはパラメータの自由度が極めて高く(エネルギー10〜80 mJ、密度5〜30%、パス1〜3、深度500〜1500μm、ビーム径100〜300μm)、Fitzpatrick型・瘢痕深度・色素沈着リスクに応じた精密設定が結果と安全性を左右します。表面麻酔(リドカイン4〜5%)を45分塗布、深部症例には神経ブロック(眼窩下神経・オトガイ神経)を併用、エネルギー20〜30 mJ・密度10〜20%・1〜2パスのアジア皮膚向け低リスクプロトコルが基本。1〜3回プロトコルが標準で、ヘルペス既往者には予防的バラシクロビル500mg × 7日間投与、施術前2週間からハイドロキノン4%による前処置で色素沈着リスクを最小化します。